寺嫁やめたい?やめたくない?寺嫁の本音

こんにちは!お寺ジェンヌです。

先日ネットを見ていたら「寺嫁やめたい」という言葉が目に入りました。
寺嫁になったものの、辛い思いをしている方がいらっしゃるのでしょうか?。

お寺ジェンヌは寺嫁歴25年以上になります。
この間、寺嫁をやめたいと思ったことは・・・
もちろんあります!
しかも1回や2回じゃありません。
でも、でも、この辛さってお寺に嫁いだ寺嫁だからなのでしょうか?
寺嫁って辛いことばかりなのでしょうか?

これからお寺に嫁ぐ方もいらっしゃると思いますが、
こんな言葉が目に入ったら不安ですよね。
安易におすすめするつもりはありませんが、
ネガテブな言葉だけに目が向いて、
結婚に不安しかないという状態も困りますよね。

現役寺嫁のお寺ジェンヌが本音で書いてみたいと思います。

寺嫁やめたい?(結婚前編)

嫁寺をやめたいと言うか、不安を感じることは、夫と出会ときときからあったように思います。
一般の方には「お寺のお嫁さんは大変!」というイメージがとても強かったからです。
いろいろな場面で「お寺のお嫁さんは大変」という言葉を耳にしました。

私は一般家庭の出身で、お葬式はお寺、初詣に神社にも行く
クリスマスも祝うという普通の家庭で育ちました。

夫と知り合ったのは短大時代の友人の紹介でした。
私達を出逢わせたことをご自分のお母さまに話をしたら叱られたそうです。
友人のお母さま曰く
「お寺の嫁は大変で、一般の家に嫁ぐのと違うんだから
安易に紹介しては両方のお家にご迷惑をかける!」とのことでした。
友人からお母さまの言葉を聞いたとき、「そんなふうに考えるのか!」って
ビックリしたと同時に私の親に伝えるときのことを考えると憂鬱でした。

実際、母に付き合っている相手がお寺の跡取り息子だと伝えたとき
とっても反対されました。
「お寺の嫁は大変だからおまえには勤まらない!」と言われました。

やはり、母の言葉は考えさせられました。
しかし、その頃は結婚このとは漠然としてしか考えていなかったので
母の言葉はスルーしました。

結婚前の周りの人からの「寺嫁なんて、大変だよ!」という言葉。
私は全部スルーしましたが
人によってはこの時点で交際相手のことが大好きなのに
寺嫁になることをやめてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

寺嫁やめたい?(結婚後編)

寺嫁をやめたいと思ったのは子どもが小さい頃が一番多かったように思います。
義妹の子どもは私の子どもの1歳年下でした。
義妹は近くに嫁いでいたのですが、ことあるごとに実家であるうちに来ていました。
普段勤めに出ていたので、休みの日は子どもと一緒にいたいのに
私は食事の支度をしたり、後片付けで台所にいたり、家のことをしていました。
義妹、義母は手伝ってくれませんでした。

また、子どもが具合が悪く保育園を休ませなくてはならないことがあったのですが、
そんな日は義父母に子どもの面倒をお願いするのですが、
お寺の仕事が集中する日は面倒を見られないと言われ、
会社を休むことが度々ありました。
しかし、義妹の子どもが熱を出したときは、お寺の仕事が集中する日でも
義母が面倒を見ていました。
こんなときは怒りが湧いて、これ見よがしに自室のテーブルにアパートの
物件情報誌を置いて夫にアピールしていました。
もっとも、夫は気づいていませんでしたが・・・

ほかにも、舅が口調のきつい人で本人は悪気はないのですが
きつく叱られているように思ってしまい家を出たくなったり、
親戚の方との付き合いで嫌だと思うことがあったりして
どれほど離婚したいと考えたことか!!

今思うとたいしたことではないのですが、
私にも余裕がないのですぐに沸点に達して
「離婚だ!!」って思っていたことを思い出します。

寺嫁やめたくない?

寺嫁をやめたいと思うことは、今も時々ありますが、
それよりもこのお寺を守りたいという思いが今は強いです。

やめたくない理由は親鸞聖人の教えに私自身が救われたから。
わざとらしく聞こえると思いますが、実際にそうなんです。
辛い生き方をしていたころ「歎異抄(たんにしょう)」を手に取ったことが切っ掛けで
浄土真宗の教えをみなさんにお伝えしたいと思うようになりました。

また、ご門徒さん、ご近所の方が私がお参りに伺うととても優しく接してくださり、
有り難く思うことが多いからです。
また、その際にいろいろなお話しができてとても楽しいです。
お野菜をいただいたり、いつも気にかけていただいています。

もう一つ大きいのは寺嫁仲間がいることです。
一般家庭の友だちにお寺の悩みを話しても全く理解してもらえません。
でも、同じ寺嫁さんだと悩みが共有できて相談に乗ってもらえたり
助け合ったりできます。
寺嫁仲間の存在は大きいです!

こう書いていくと、やめない理由も人間関係が多いですね。
たくさんの方に支えていただいている私だと気づかせていただきます。

寺嫁やめたい?お寺は特別?寺嫁の本音

ここまで寺嫁やめたいって思ったこと、
寺嫁やってて良かったって思ったことを書きました。

私が寺嫁をやめたいと思ったことって、「お寺」が理由ではないみたいということです。
嫁姑問題、ご近所、親戚との人間関係の問題は一般のご家庭にもありますよね!
お寺だから特別という訳ではないのです。
確かに、お寺に嫁いでずっと家にいると、義父母との関わりも多くなるので
姑、舅、小姑との関係でいやだと思うことが多いかもしれません。
そして門信徒さんとの関わりもあるので一般家庭よりは人間関係で
悩みを抱えやすいかもしれません。

自分が辛いと思っているときは、辛いことばかりに気を取られて
見るもの聞くもの全て嫌なことだったと思います。
しかし、実は物事には本来良いも悪いもなくて、
自分が「良い」「悪い」と判断しています。

私も、ずっと辛い人生だと思っていたのですが、
「歎異抄(たんにしょう)」を読んで自分が辛いことしか見ていなかったことが
原因だったと思うようになりました。

それからすこしずつ私の考えが変って今に至ります。
正直なところ、得度(とくど:出家して僧侶になる)した頃は
親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教えを信じていませんでした。
そんな私がいろいろな経験を経て
今は親鸞聖人の教えが大事だと思っています。
だからこのお寺を住職と共に守りたいという気持ちになりました。

今後また離婚したいと思うことがないとは言い切れません。
先のことはわかりませんから。
だからその時はその時になったら考えることにしています。
それでいいのだ!と思っています。

いかがでしたか?
けっしてお寺だから大変なことが多いというのは果たして本当か?
ちょっと考えてみてください。

寺嫁に関してはほかの記事も書いています。
ぜひ、読んでください。

寺嫁の仕事事情はこちら

南無阿弥陀仏

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