寺嫁の仕事って何があるの?得度は?外で働いていい?副業は?

寺嫁の仕事って何があるの?得度は?外で働いていい?副業は? 寺嫁

お寺ジェンヌです。

「寺嫁って大変!」っていうイメージを持っていらっしゃる方が多いように思います。
実際に「朝早いんでしょ?」とか「修行があるんでしょ!」とか質問されることも
しばしばあります。
今日は「寺嫁の仕事って何があるの?」「寺嫁も得度する?」「寺嫁が外で働いていい?」
「寺嫁の副業は?」など、寺嫁のお仕事事情について書いてみたいと思います。

寺嫁の仕事って何があるの?

まず、寺嫁のお寺での仕事について書いてみたいと思います。

お寺の経営は家族だけでやっているお寺さんが多いです。
なので、仕事の分類としては「自営業」になると思います。
うちのお寺は業種を質問されると「自営業」と答えます。
自営業なので、基本的には家族でお仕事を分担することになります。

寺嫁の仕事としては、お客様対応、電話対応、掃除、法衣の洗濯、境内の手入れ、法務、
お寺の事務、お寺の経理、法要の規格・運営、寺報作成などなど、多岐にわたります。

また、寺嫁といえども主婦なので、もちろん普通のご家庭の家事もやります。
主婦の延長のような感じで本堂や境内の手入れなどがあります。
境内の手入れや、行事の準備は檀家(だんか、浄土真宗の場合は門徒(もんと))さんに
手伝ってもらうお寺さんもありますが、指示は寺嫁の仕事です。

寺嫁 得度って?女性も得度できる?

まず、「得度(とくど)」とは何でしょか?
簡単に言うと「僧侶(そうりょ)」つまりお坊さんになることです。
お経を読んでお布施をいただくには、僧侶(そうりょ)の資格を取らないと
いけません。
(資格という表現はしたくないのですが、わかりやすいので資格と書きます。)

もちろん女性も得度(とくど)できます。
お釈迦さまの時代から比丘尼(びくに)という女性僧侶はいました。
現在は各宗とも女性も得度(とくど)して僧侶になれます。
ただし、宗派によって得度(とくど)に必要な期間や履修内容等が違います。

では、寺嫁に得度(とくど)は必要でしょうか?
それは、そのお寺さんによって違います。
檀家(だんか、浄土真宗の場合は門徒(もんと))さんが多くて、
家族内にいる僧侶だけでは足りないので法務員(ほうむいん)さんを雇っているような
大きなお寺さんでは、寺嫁は僧侶(そうりょ)の資格は必要ないかもしれません。
そうなると得度(とくど)は不要でしょう。

しかし、家族だけで寺院経営をしている場合、寺院内に複数の僧侶(そうりょ)が
いた方が何かと便利です。
例えば、住職が忙しい場合、分担して月参り(つきまいり)ができます。
また、ご葬儀に2人で来てほしいとご依頼があったとき、自分の寺で2人用意できます。
この場合、お布施も増えます。
よそのお寺さんにお願いしなくてもよいので、お布施を自分の寺でいただけます。

お盆のお墓参りは暑い時期で、1日でたくさんのお経を読まなければいけません。
そんなとき、複数の僧侶(そうりょ)が寺院内にいれば分担できますから、少しは楽ですよね。

また、住職の体調不調などの場合も寺嫁が得度(とくど)していたら
月参りを休むことなく檀家(だんか、浄土真宗の場合は門徒(もんと))さんに
ご迷惑をかけることも少なくて済みます。
以上のことから、寺嫁も得度(とくど)していると何かと都合がよいです。

もっとも、寺嫁ご本人が得度(とくど)したいか、したくないかが一番大切になると思います。
寺嫁ご自身の「お寺とどう関わりたいか、僧侶になりたいか」ということを
よく考え、自分はどうしたいか、ご家族に伝えてご相談されてみてくださいね!

寺嫁は外で働いていい?

寺嫁が外で働いてもいいか?
これも、そのお寺さんによってそれぞれです。

お寺は檀家(だんか、浄土真宗の場合は門徒(もんと))さんが訪ねていらっしゃったり、
ご家族が亡くなったという連絡が入ったりするので、留守番が必要です。
住職は月参りに出かけたり、宗派の会議があったりしてお寺を空けることが多いです。
住職以外の家族が留守番をすることになりますが、
そうなると真っ先に留守番候補に挙がるのが寺嫁です。
また、寺嫁さんにお子さんがいて、その子が小さい場合、
法務があって義両親が子守ができないからという理由で、
外に働きに出ることが難しいから子守と留守番をするということもあります。

もっとも、鍵をかけてお寺を留守にすることもあります。
最近は電話を携帯電話に転送することができるし、
割り切って留守にするということもあります。
以前より留守にしやすくなっているような気がします。

では、寺嫁は外で働けないのでしょうか?
いいえ。寺嫁さんは外で働いている方もたくさんいらっしゃいます。

寺嫁さんが外で働く理由としては
①経済的理由
檀家(だんか、浄土真宗の場合は門徒(もんと))さんが少ないお寺は寺院経営だけでは
生活が難しく、生活費や子どもの教育費を寺嫁さんが外で働いて稼ぐ必要があります。
そのほかにも、寺嫁さんが外で働いて自分のお小遣いを自分で稼ぐためということもあります。

②気分転換、ストレス発散
お寺にいるとある程度の年齢になるまでは、同年代の方と会う機会が極端に少ないです。
また、嫁、姑が常に一緒にいると距離が近すぎてトラブルになることもありますよね。
寺嫁が外に働きに出ると気分転換することができますし、ストレス発散になります。

寺嫁が外で働く場合、正社員で働く方もいますし、
パートの方もいますので、そのお寺の寺嫁の状況に合わせた働き方をしています。

寺嫁の副業は?

寺嫁の何を本職とするかで副業の捉え方は変ってくると思います。
ここでは寺嫁の本職はお寺の仕事としてきます。
どう考えると、外に働きに出ている寺嫁は副業をしてると言えると思います。

また、お寺はお部屋が多いので、そのスペースを生かして教室事業を
していらっしゃる寺嫁もいらっしゃいます。
例えばお花や着付け、近所のお子さんを対象に学習塾などです。
ほかにも、最近は在宅でリモートのお仕事をしていらっしゃる寺嫁もいますので、
寺嫁も副業は可能なんです。

お寺ジェンヌのお仕事事情を書きますね。
私は結婚前は正社員として働いていました。
嫁ぎ先が実家から近かったし、お寺の規模も小さかったので、仕事は続けたいと
結婚前に義母に伝え、外で働くことをつづけました。

その頃、お寺の仕事は、義父母が2人で行っていました。
(夫は得度(とくど)していましたが会社員として仕事をしていました。)
それを見ていたので、自分のも義母のようにいずれ得度(とくど)して
僧侶にならなければとは思っていました。
しかし、寺嫁になってもお寺の仕事は「お手伝い」として行事のときのお斎(おとき)を作る
ことなどしかしていませんでした。
その後、勤めや子育てもあり、得度(とくど)を先延ばしにしていました。
しかし、40歳を過ぎた頃に僧侶の資格を取るならならもう先延ばしにはできないと思いました。
うちは浄土真宗本願寺派のお寺です。
浄土真宗本願寺派のは僧侶養成の専修学校があります。
その学校の通信課程で得度(とくど)するための資格を得る3年間コースで勉強をしました。
専修学校の通賃課程に入学した頃、事情があってそれまで働いていた会社は退職しました。
そして、専修学校を卒業し、得度(とくど)しました。
現在、お寺ジェンヌのお寺は義父が他界し、夫が住職となりました。
私は得度(とくど)して僧侶になってもしばらくはしばらく「ペーパー坊主」の状態で
派遣社員として外で働いていましたが、義母が高齢のとこもあり、
お寺の仕事をすることが増えましたが、派遣社員としても働いています。

寺嫁のお仕事事情はそれぞれのお寺さんによって違いますし、
寺嫁個人の事情によっても違います。
まず、一番大事なことは寺嫁自身が「お寺とどう関わるか」という気持ちが
一番大切だと思います。
その上で、ご家族と相談してお寺の仕事をするのか、外で働くのか、副業かを
決めていただきたいと思います。
もちろん、状況の変化で働き方が変ることもありますので、
都度都度、寺嫁自身の気持ちを確認し、決めていってくださいね。

今日は「寺嫁の仕事って何があるの?」「寺嫁も得度する?」「寺嫁が外で働いていい?」
「寺嫁の副業は?」など、寺嫁のお仕事事情について書いてみました。
お寺の方とご結婚を考えていたり、寺嫁さんになった方の参考になれたら嬉しいです!

寺嫁のことを書いています。

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南無阿弥陀仏

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