お寺ジェンヌです。
世界最古の長編物語「源氏物語」の作者です。
「源氏物語」は田辺聖子さん、瀬戸内寂聴さんのほか、
私は大和和紀さんの漫画「あさきゆめみし」が大好きでした。
だから、「源氏物語」の作者、紫式部が主人公の大河ドラマが楽しみです!
紫式部は石山寺になぜ詣でたの?関係は?
紫式部に縁のお寺はいくつかあります。
その中の1つに「石山寺(いしやまでら)」があります。
滋賀県大津市にある石光山(せっこうざん) 石山寺は真言宗の大本山です。
紫式部とどんな関係なのでしょうか?
石山寺は紫式部が源氏物語を書く前に、
7日間参籠(さんろう)した寺だと伝っています。
参籠(さんろう)とは祈願するためにある期間、寺院や神社にこもることです。
平安時代当時は観音信仰(かんのんしんこう)が盛んで、
願い事があると、西国観音霊場を巡拝し参籠(さんろう)することが
人気だったようです。
いわゆる「現世利益(げんせりやく∶現実での幸福を望んでのこと)」を祈願するためです。
貴族による〝石山詣(いしやまもうで)〟
著名な女流文学者らも参詣していたそうで、
紫式部も石山詣をした1人だったのです。
石山寺のご本尊・如意輪観音(にょいりんかんのん)さまの
力をいただいて物語を書こうとしたのでしょう。
石山寺は京都から少し距離があるし、琵琶湖の風景も楽しめます。
日常から離れて気分をリフレッシュする目的もあったのかも
それませんね。
源氏物語が誕生したのは石山寺ってホント?
紫式部が石山寺に参籠したのは寛弘元年(
7日間だったと伝わっています。
紫式部が石山寺に滞在しているときに
琵琶湖に映る中秋の名月を見て、
『源氏物語』の「須磨(すま)の巻」を書き始めたと
『石山寺縁起絵巻』などにかかれているそうです。
石山寺の本堂の一角に紫式部が籠ったと伝わる『源氏の間』
昔の佇まいを残ているそうです。
この「源氏の間」は、身分の高い天皇や皇族、高僧などが使う部屋として
『石山寺縁起絵巻』
私も、高校の修学旅行で石山寺に訪れた記憶があります。
かなり昔のことになるのであまり覚えていないのですが
「ここで『源氏物語』が生まれたんだ!」と
感慨深かったことと、
紫式部の人形が印象的だった記憶があります。
紫式部が源氏物語のアイデアを閃いたといわれている石山寺って
どんなお寺でしょう?
山号(さんごう):石光山(げっこうさん)
寺号(じごう):石山寺
宗派:東真言宗
本尊:如意輪観世音菩薩(勅封)
天平19年(747年)に聖武天皇(しょうむてんのう)の勅願により
良弁僧正(ろうべんそうじょう )が創建した寺院と
伝えられているそうです。
石山寺は東大寺の建立に当たって黄金が不足しているので
黄金の産出を祈願するようにとの聖武天皇(しょうむてんのう)が
良弁僧正(ろうべんそうじょう )に命じました。
良弁僧正(ろうべんそうじょう )は蔵王権現(ざおうごんげん)の
夢告を受け、石山の岩の上に聖武天皇(しょうむてんのう)から
預かった聖徳太子の念持仏を祀って祈願したそうです。
祈願が達成し、陸奥国で黄金が発見されたので
念持仏を移動させようとしたのに、念持仏が岩から離れなかったので
その場所に草庵を建て、寺院としたのが始まりと言われているそうです。
東大寺を建立するための寺院だったんですね。
石山寺の歴史を調べてみて、平安時代は神頼みの文化だったんだと
私は思ってしまいました。
確かに、科学的な調査はできない時代ですからね。
紫式部が源氏物語のアイディアが閃いた石山寺の御朱印は?
でも、オリジナルの御朱印帳「紫式部・源氏物語御朱印帳」が販売されていました。
源氏物語に登場するゆかりの場所を巡ってスタンプを押したり
チケットを貼ったりして源氏物語にゆかりの寺社や歴史、文化に興味を持って
ほしくて企画された御朱印帳だということです。
価格は1冊 1,200円
石山寺で買えるほか、通信販売もあるそうです。
綴るのも素敵ですね。
私もこの御朱印帳を持って源氏物語ゆかりの地巡りをやってみたいです。
紫式部と源氏物語にゆかりの石山寺へのアクセス情報
拝観時間:午前8時~午後4時30分
入山料:600円
JR京都駅からJR東海道本線新快速でJR石山駅へ
JR石山駅から①京阪バスに乗り換え石山寺
②京都石山坂本線に乗り換え京阪石山駅下車 徒歩で石山寺
いかがでしたか?
紫式部に源氏物語がのアイデアが閃いた石山寺。
周辺にも美味しい物があったり楽しい旅ができそうです。
私もゆっくり紫式部ゆかりの地巡りをしたいと思いました。
そのスタートは石山寺ですね。
こんな投稿もあります。↓
こんなお寺も紹介しています。
お読みいただき、ありがとうございました。
南無阿弥陀仏
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