お寺ジェンヌです。
私は浄土真宗本願寺派のお寺の坊守(ぼうもり:住職の配偶者)です。
浄土真宗の開祖 親鸞聖人について簡単に書いてみます。
はしょって書いているので後で改めて記事にしてみたいとは思っていますが、いつになるかな(笑)
親鸞聖人の誕生日は?出身地は?
お誕生日:グレゴリオ歴1173年5月21日 (旧暦:承安3年4月1日)
平安時代の終わり頃で戦乱の時代で、疫病や災害も多かった時代のようです。
出身地:京都市伏見区日野
現在は日野誕生院があるあたりだそうです。「産湯の井戸」や「ゑな塚(えなづか)」が残っているそうです。
西本願寺では5月20日、21日に「宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)」という法要が営まれます。
親鸞聖人の生涯は?
親鸞聖人は平安時代の終わり頃、貴族社会から武士社会に移り変わる戦乱、災害や飢饉などがくり返し発生した混乱の時代にお生まれになりました。幼いころに母を亡くされ、父とも別れて暮らすことになり、9歳のとき出家され、以後20年の間、比叡山で修行をしました。しかし、悟る事ができず、深く悩まれます。そして、29歳のとき、比叡山を去る決心をされました。
比叡山を降りた親鸞聖人は、六角堂で夢告をうけ、京都の吉水で、「念仏一つでどんな人も救われる」という教えを説いておられた法然聖人の弟子になります。35歳のころ、法然聖人の教えに対する弾圧が起こり、法然聖人は土佐へ、親鸞聖人は越後に流罪となりました。この頃から自分のことを「愚かもの・親鸞」と名のり、越後や関東で法然聖人から受け継いだ念仏の教えを伝えられました。
50歳を過ぎた親鸞聖人は、『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』という書物を著しはじめられます。60歳を過ぎて京都に戻られ、その後も『教行信証』の執筆を続けるられると共に多くの著述を著されました。そしてグレゴリオ暦1263年1月16日(旧暦:弘長2年11月28日)に京都でお亡くなりになられました。
親鸞聖人は自分の事を書き残している物が殆ど無いため実人物人物ではないのでは・・・と言われたこともあるそうです。
生誕850年
今年2023年は親鸞聖人生誕850年の年になります。
また2024年は立教開宗800年の年です。
西本願寺では親鸞聖人850年と立教開宗800年を記念して慶讃法要3月末から5月にかけてお勤めされます。
生誕850年の行事の記事はこちら
お読みいただきありがとうございました。
南無阿弥陀仏
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