信長ゆかりの本能寺の見所・お墓は誰?御朱印・お守りは?駐車場情報も

信長ゆかりの本能寺の見所・お墓は誰?御朱印・お守りは?駐車場情報も お寺紹介

こんにちは!お寺ジェンヌです。
お寺ジェンヌは浄土真宗本願寺派の僧侶です。
先日、子どもの友だちと話す機会があり、お寺の話になりました。
「うちのお寺の本山は京都にある本願寺(ほんがんじ)なんだよ。」というと
「本願寺(ほんがんじ)?信長が自害したお寺ですか?」って聞かれました。
「いやいや、それは本能寺(ほんのうじ)!」と突っ込んでしまいました。

日本史の授業では必ず出てくる「本能寺の変(ほんのうじのへん)」
その舞台となった本能寺(ほんのうじ)。
やっぱり日本一有名なお寺と言っても過言ではないですよね!
でも、本能寺っていったいどんなお寺なんでしょう?

そこで今日は本能寺(ほんのうじ)の見所などについて調べてみました。

信長ゆかりの本能寺(ほんのうじ)の見所

本能寺の基本情報

宗旨:法華宗(ほっけしゅう)
宗派:本門流( ほんもんりゅう)
寺格:大本山
山号:なし
宗祖:日蓮
本尊:本門八品上行所伝の南無妙法蓮華経

法華宗本門流の大本山のお寺で1年を通していろいろな行事、法要をお勤めされています。

本能寺の見所1 総門

本能寺の表門である「総門」は商店街に面して建立されています。
表門は1871年(明治4年)に妙心寺(みょうしんじ)の塔頭(たっちゅう:お墓のこと)
恭明宮(きょうめいぐう)の門として建立されます。
恭明宮(きょうめいぐう)とは、明治の初期にあった天皇や皇族の位牌や
念持仏などを保管する廟所(びょうしょ:墓地)だったそうですが、
間もなく廃されたそうです。
本能寺の従来の門が火災により焼失してしまい、
門が不要になった恭明宮(きょうめいぐう)から1880年(明治13年)に
本能寺に移築されたものだとされています。

総門は間口約4.9メートルの薬医門(やくいもん)で、
左右に袖塀(そでべい)が付いています。屋根は瓦葺です。
登録有形文化財に指定されています。

不要になった門を再利用するなんて
この時代からSDGsを実践していたように思います。

本能寺の見所2 本能寺本堂

幕末の大火によって本堂などを失った本能寺。
再建されたのは昭和になってからだそうで、仮の本堂しかない状態だったそうです。
現在の本堂は1928年(昭和3年)、京都大学教授・工学博士の天沼俊一の設計で再建されました。
室町時代の枠を集めた木造大建築で、創立当時の面影を残した造りとのこと。
総建坪587.4㎡(178坪)で桁行七間、梁間七間、入母屋造。
内部は、外陣が二間、内陣が五間の大きな仏堂です。
かつての本堂は南向きでしたが、今は西向きになっています。
登録有形文化財に指定されています。

幕末に焼失した本堂の再建が昭和に入っていからだったことは驚きです。
関係者の方々の努力が実って本堂が完成したときには
さぞお喜びになったことだと思います。
みなさまのご苦労が偲ばれます。

本能寺の見所3 火伏せのイチョウ

寺社仏閣には銀杏の木が植えられていることが多いです。
銀杏の枝葉に含む豊富な水分で火を防ぐため、火除けとして植えられています。
何度も火災に遭っている本能寺には、「火伏せのイチョウ」と呼ばれる銀杏があります。
樹齢400年ともいわれる巨木で、本能寺の「看板樹」となっているそうです。

なぜ「火伏せの銀杏」と呼ばれるようになったのか?
18万の家屋が焼失した歴史的大火災、天明8年(1788年)の旧暦1月に天明の大火で
京都の町は火の海と化します。
迫りくる猛火に追われ、本能寺の境内に逃げ込んできた人たちが銀杏の木の下で
身を寄せ合っていたところ、火は本能寺にも迫ってきて、次々と境内の建物を焼き、
ついに本堂にも火が回り始めたその時、銀杏から勢いよく水が噴き出し、
本堂やほかの建物は延焼を免れたことから「火伏せの銀杏」
と呼ばれるようになったそうです。
禁門の変(きんもんのへん)の火災でも水がでて火を消したという逸話があるそうです。

2004年には京都市の保護樹にも指定されています。

昔は消防設備も整っていなかったので、銀杏を植えてお寺を火から守ろうとしたのです。
ちなみに、お寺ジェンヌのお寺の本山、西本願寺にも大銀杏の木があります。

本能寺の見所4 信長公廟

本能寺の変から1か月後の1582年(天正10年)7月3日、
信長の三男、織田信孝(おだのぶたか・神戸信孝)の命により建てられた信長公廟(びょう)。
本能寺本堂の南側に建立されています。
織田信長の遺体が発見されていないため織田信長の太刀が納められたそうです。
木造平屋建、屋根が銅板葺(どうばんぶき)の拝殿は1928年(昭和3年)頃に再建されました。
登録有形文化財に指定されています。

本能寺の見所5 大寶殿宝物館

織田信長所蔵の茶道具・書状などが公開されている大寶殿宝物館は、
1998年(平成10年)に建設されました。
鉄筋コンクリート4階で、5層に宝形堂があります。

大寶殿宝物館には破却・兵火・火災などを潜り抜けた「三足の蛙(香炉)」
「梅樹雉雀文様銅鏡(ばいじゅきじすずもんようどうきょう)」
「建盞天目茶碗(けんさんてんもくぢゃわん)」などの文化財を展示・公開しています。
梅樹雉雀文様銅鏡は重要文化財です。
ちなみに三足の蛙には本能寺の変の前夜、蛙が突然に鳴き、
織田信長に異変を知らせたという伝承が残されています。

ほかにも7つの塔頭寺院、本能寺の変戦没者合祀墓、
徳川家重(とくがわいえしげ)夫人の供養塔などたくさんの見所があります。

さすが織田信長が最期を迎えたお寺だけに信長ゆかりの見所もあります。

お墓は誰?

本能寺の見所でもご紹介しましたが、本能寺には織田信長のお墓「信長公廟」があります。
しかし、信長の遺体が発見されていないので信長の刀が埋葬してあります。
信長のお墓の隣には、本能寺の変で信長とともに戦死した家臣たちのお墓、
本能寺の変戦没者合祀墓もあります。
この本能寺の変戦没者合祀墓には、100名ほどが合祀されているそうです。
信長の側近として最期まで献身的に仕えた小姓(こしょう:武将などに仕えた世話役)
森蘭丸(もりらんまる)の名も見られます。

本能寺(ほんのうじ)の御朱印・お守りは?

本能寺の大宝殿にある寺務所で御朱印などを授与しているそうです。
販売されている御朱印やグッズは本能寺のホームページで紹介されています。
御朱印:通常2種類、300円 (限定御朱印が販売されることもあるようです。)
お守り:4種類 ①信者様用 ②雁金(かりがね)③無事かえる(三足のかえる) ④織田木瓜
御朱印帳:4種類
御朱印袋:本能寺オリジナル御朱印袋
「木瓜紋」(織田家紋) /「鶴丸紋」(宗紋)・「丸結雁金紋」(寺紋)が
両面に配置      ※その他の種類もあ
ステッカー:①「丸結雁金紋」(寺紋)②「鶴丸紋」(宗紋)③「三足の蛙」
(耐水・強粘着・UVカット耐候仕様で)    ※その他の種類もあり
受付時間:9:00~17:00
本能寺にはオフィシャルショップがあります。
こちらではさまざまなグッズが用意されているようです。
一度、のぞいてみてはいかがですか?
「法華宗本門流大本山本能寺 オフィシャルショップ NOBUNAGA
オフィシャルショップがあるなんて
しかも人気のある戦国武将 織田信長にちなんだネーミング。
さすが!観光地の有名な寺院だと思います。

本能寺(ほんのうじ)の駐車場・料金も

本能寺は京都の繁華街にあるためアクセスは良いようです。
駐車場もあり、料金は30分 200円だそうです。
住所:京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
アクセス:地下鉄東西線 「市役所前駅」すぐ
JR京都駅 地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」乗換東西線へ、市バス「市役所前駅」下車
京阪電車 「三条駅」下車 西へ徒歩5分
阪急電車 「河原町駅」下車 北へ徒歩10分
市バス・京都バス 「河原町三条停」下車すぐ
駐車場:駐車台数20台 30分 200円

いかがでしたか?
本能寺の変で織田信長が自害したということで本能寺を知ってはいましたが、
ほかにも見所がたくさんあるお寺でした。
私は高校の修学旅行で京都を訪れたのですが、
残念ながら本能寺へは行きませんでした。
その後も京都を訪れていますが本願寺へお参りできていません。
今度京都へ行ったらぜひ本能寺をお参りさせていただきたいです。

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お読みいただき、ありがとうございました。
南無阿弥陀仏

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