こんにちは!お寺ジェンヌです。
先日、築地本願寺にお参りしました。
10時くらいに着いたら観光客の方がたくさんいらっしゃいました。
日本のお寺らしからぬ洋風の外見、
敷地内のカフェの朝食の人気などあり築地本願寺は観光名所でもあります。
そんな築地本願寺の見どころはいろいろありますが、
今日は築地本願寺にいる動物の紹介をしたいと思います。
築地本願寺の狛犬院、境内に入って目に入る羽根のある獅子?
築地本願寺の本堂は2階にあります。
大階段を登るのですが、その大階段の両脇に
大きな狛犬というか狛獅子(?)がいます。
しかも翼の生えた獅子です。
狛犬の起源は、古代オリエント文明における権力の象徴である
「ライオン」であると言われていたり
古代インドの仏教寺院で、仏像の両脇に
ライオンの像を置いたのが始まりと言われているそうです。
私は狛犬の起源の姿を再現したのかなって勝ってに思ってしまいました。
バックショットを撮り忘れましたが、翼が生えています!
そして、これも狛犬なのか?
階段の上の柱に上半身だけ彫刻されている獅子の像があります。
階段下の獅子とは雰囲気が違います。
この獅子は「あ」「うん」が、階段下の狛犬と逆になっています。
この「あ」「うん」は「阿吽」と書き「初めから終わりまで」を
意味しているそうです。
サンスクリット語では、最初がと口を開いて出す「ア」で「阿」と訳され、
最後は口を閉じて出す「フーン」で「吽」と訳されています。
ちなみに、日本の五十音図は、サンスクリット語の配列に
ヒントを得て、整理されたものだそうですから、
「阿吽」と同じく「ア」で始まり「ン」で終わるそうです。
密教では、阿吽を、「根源と帰着」
「菩提心(ぼだいしん)と涅槃(ねはん)」などの象徴と
しているともいわれているようです。
階段下の獅子と階段上の獅子の阿吽が逆になっているのも
こだわりがあるのでしょうね。
築地本願寺の動物は?孔雀、牛、獅子、馬、象、猿も!霊獣が次々に!
大階段を登り切ると左右に1階に降りる階段があります。
この階段の手すりには霊獣(?)が鎮座しています。
左右の手すりどちらも同じ作りになっています。
まず、壁際に孔雀
私はロボットみたいだって思ってしまいました。
そして階段脇に牛
老齢で賢そうな感じ!
右側の牛は角が折れていました。
踊り場には獅子と馬
獅子だと思うのですが、私は猫にも見えました。
そして馬の頭が大きい!
2匹の並んだお尻もかわいかったです!
階段の下には象
相談に乗ってくれそうな感じです。
そして階段の途中にもある動物が!
手すりにいる動物たちが目立つので
うっかりしていると見落とします!
2匹の猿がこちらを見ていますよ!
築地本願寺の本堂に入る前に既にこんなに動物がいます。
それぞれが個性的で見入ってしまいました。
ちなみに、左側の階段を降りると、26年前にお亡くなりになった
X JAPANのhideさんの追悼コーナーがあります。
今でもたくさんのファンの方がここを訪れているそうです。
築地本願寺の設計は動物好きな伊藤忠太博士!京都にも不思議な建築物が!
築地本願寺の設計を担当したのは、東京帝国大学(現東京大学)名誉教授であり、
建築史家の伊東忠太(いとう ちゅうた 1867~1954)博士です。
伊東忠太博士は幼い頃から絵を描くことが好きで、
建築物にたくさんの動物を生息させる個性的な作風で知られる方だそうです。
では、なぜ伊東忠太博士が築地本願寺の設計を担当したのか?
それは、伊東博士が建築研究のためアジア各国を旅していた時に
仏教伝来ルートを明らかにするためにシルクロードを探検していた
当時の浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは )門主(もんしゅ)
大谷光瑞(おおたにこうずい)と出逢います。
2人はお互いの才能を高く評価していたそうです。
この2人の出逢いが縁となって築地本願寺の本堂は建築されました。
このような洋風と言うか、インド風建築になった理由は
「インドこそが仏教発祥の地である」という考えを
建築で表現しようとしただそうです。
ちなみに、京都の西本願寺の門前町に、
赤レンガ造りの奇妙な建物があります。
「本願寺伝道院(ほんがんじでんどういん)」です。
この建物も伊東忠太博士の建築で、
ここにも不思議な動物がいるようです。
この建築物は1895年(明治28)に設立された
真宗信徒(しんしゅうもんと)生命保険株式会社の社屋として、
1912年(明治45)完成しました。
当初は本館の他に、「附属室」、「倉庫」2棟、「物置」、「人力車置き場」、「便所」、「屋根付伝え廊下」あったそうですが、今は本館のみ残っています。
1958年(昭和33年)に本願寺布教研究所の施設として使われるようになったそうです。
1962年(昭和37年)4月24日には、伝道院が開院。
1972年(昭和47年)には本館を除く附属施設が取り壊され、
1990年(平成2年)に施設名が
「本願寺伝道院(ほんがんじでんどういん)」となったそうです。
築地本願寺の不思議な動物は全13種類!!
築地本願寺は境内で見つかる不思議な動物は
13種類だと公表しています!
時間が限られていたため私は全部探すことができませんでした。
とっても残念です。
今回ヤモリをみつけたくて時間ギリギリまで探したのですが
ついにわかりませんでした!!
今回、本堂で一般の方の法要がお勤めされていました。
本堂内をウロウロするのも申し訳なかったので本堂内の
動物探索はしませんでした。
次にお参りの際は全部の霊獣を探したいと思っています。
やはり午前7時からの「晨朝勤行(じんじょうごんぎょう)」という
朝のお勤めをお参りたあとで、ゆっくり探します!
事前にどこに何が居るかを調べてから行くと
全部みつけられるのではないかと思います
また、職員の方に聞いてみるのもよい方法かもしれません。
いかがでしたか?
築地本願寺にお参りされて際には
ぜひ不思議な動物探検をしてみてください!
ほかにも築地本願寺の記事があります。
お読みいただき、ありがとうございました。
南無阿弥陀仏
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